Kinoma Create
米Marvell Technology Groupが興味深い製品を開発しています。
http://www.indiegogo.com/projects/kinoma-create
Kinoma Createは Raspberry Pi や Arudinoのような小型マイコンになりますが、むき出しのボードではなく、ケースに収納されています。
■Kinoma Createのスペック
CPU | ARMv5コア、800MHz動作(Marvell Aspenに基づくSoC) |
ディスプレイ | 320×240ドット、静電容量式タッチスクリーン付き |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n |
USB | USB 2.0、OTG対応 |
メモリー | 128MバイトRAM、16MBフラッシュ |
拡張カード | microSDカードスロット |
音声入出力 | スピーカーおよびマイク |
電池駆動時間 | 4時間を目標、USB給電で動作可能 |
入出力端子 | デジタルI/O×23~36(設定で変更可)、アナログ入力0~16 (設定で変更可)、I2C、UART、PWM |
発売時期 | 2014年第4四半期 |
価格 | 149ドル |
タッチパネル画面は3次元加速度センサによって、スクリーンのどの向きが上か、地面かを取得することも出来ます。
スピーカー、マイク、電源、Wi-Fi、Bluetooth、USB端子、マイクロSDカード、シリアルコンソールポート。全てのものが1つのパッケージに入っています。
また、乾電池でも駆動出来るのも面白いですね。
■開発環境-Kinoma Studio
公式サイトによると以下。(抜粋)
JavaScript developers become makers — Because it’s based on familiar JavaScript and XML, web front-end and Node.js developers will quickly feel right at home
・Eclipse-based, JavaScript + XML development environment for Kinoma apps ・Wireless debugging ・Runs on Windows and Mac OS X ・Create apps for iOS and Android as well as Kinoma Create — perfect for "companion apps" for your Kinoma creations ・Includes a bunch of sample code
ドライバーやセンサーのマニュアルを理解せずとも、JavaScriptベースで開発でき、ワイヤレスプログラミング(デバッグ)が可能。(Windows、Mac 両OS)
iOS/Android用のコンパニオンアプリケーションが作成出来ます。
そのアプリを載せたスマートフォンから
デバイスをコントロールすることが出来るようになります。
約150ドルという価格は、ラズベリーパイ等と比べると少々お高いと思いますが。
そこはwebエンジニアでも用意に開発出来るように、といったコンセプトの為ですね。
※参考
- 出版社/メーカー: RS Components Ltd (ソースマーキング及び販売 Umemoto LLP)
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (12件) を見る
■Arudino
- 出版社/メーカー: TechShare(テックシェア)
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログを見る